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二月の花屋



花屋には先客がいた

「外はまだ寒いのに ここにくると

たくさんの花があって楽しくなるね」

「昨日大きな注文を受けたので

これでも今日は少ない方なんですよ」

「おや そうなのかい。いやいや これでも十分

気持ちが明るくなってくるよ」

「まあ そうですか。確かにこの商売は

ストレスが溜まらないかもしれません。

嫌なことがあっても お花を見ていると

気持ちがすーっと軽くなるんですよ」

花屋のおかみさんは笑顔とともに花束を渡す

「やあ ありがとう」

先客は小さな花束を受け取ると

嬉しそうに店を後にする

僕はつられて少しだけ奮発してしまった




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心のつぶ」カテゴリの記事

コメント

その先客は 山高帽を被っていそうな雰囲気ですね。
賢治の童話のシーンみたいな。
もしかして 花屋さんは山猫?
お花屋さんのような絵が描きたくなりました。

アトリエトトロさん、ありがとうございます
店先ですれ違うとき
山高帽のつばを指先でちょぃと傾けて
「失敬」と微笑むような老紳士。。。
他ではみかけないような
珍しい花がたくさんありそうな山猫の花屋さん

果たして、君は、奮発して、どんなお花を買ったのだろぅ…。
まさかの胡蝶蘭??
すっげー。

きろきろ。さん、ありがとう
さすがにそこまでの奮発は無理。
まさかの白百合追加。
ちっさー。

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