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新しい橋

十歩で渡れた小さな橋は
三年の月日が経ち
四十歩の橋に架け替えられた

ハグロトンボの生まれる下ノ林は
きれいさっぱり伐採されてしまい
明るくなったその場所には
ひょろひょろとした枝の
小さな紅い実が揺れていた

対岸には防波堤のような
大きなコンクリートの壁が巡らされ
水害には有効なのだろうが
つるばらのフェンスや
ひまわり畑は消えてしまった

名前をつけられた人道橋だが
なにせ「座頭転ばし」と言われる急坂を
通らぬわけにはいかぬから
人通りは相変わらず稀である

いまはなじまぬ風景も
いずれは昔を忘れてしまい
日常の風景のひとつになってゆくのだろう






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心のつぶ」カテゴリの記事

コメント

風景が思い出の中だけに存在して
元は何があったかも知らない時代に進んでも
やっぱり あのときのままに 思い出すのが 故郷の風景というものなのでしょうね。

時折 盛岡に行く度に 生まれた家のあったところや
幼い時代を過したところに寄ってみては あまりの変化に唖然とします。
少しだけ 残る並木や小川をみつけると それを目印に「ここには◎○ちゃんの家かあったっけ。」と
その時代に帰ります。
みんな心に原風景があるはずだから それを描きたいと思うのでした。

clubアトリエトトロさん、ありがとうございますheart01
トトロさんの絵に皆が魅かれるのは
まさにその原風景だからですね。
全く同じ風景でなくとも、なぜか懐かしさを感じてしまう。
こびとがちょっこり顔を出しているのも
更に郷愁を誘うのかもしれません。
普段は忘れてしまっている大切ななにかを
思い起こさせてくれる絵なのだと思います。confident

ナニナニ。
ドラドラ。
「座頭転ばし」。
ほほぅ。
いい景色だ。
行ってみたいな。

clubきろきろ。さん、ありがとうheart01
行きはよいよい。(下り坂)
帰りはこわい。(上り坂)
特に買い物帰りは効くぅぅぅぅ。crying

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